藤田式体操の前提

あなたは、ギューと体を伸ばすストレッチが体にいいと思っていませんか?じつは、ストレッチは危険です。とくに運動する前や、起きたあとのストレッチは非常に危険です。

wikiによるとストレッチは『ボブ・アンダーソンの著した『STRETCHING』(1975年)が普及を大きく促進した』そうです。つまりストレッチ自体は40年前に提唱されたものなんですよね。いがいとつい最近の話です。

でも40年前、「体にいいからやりな」ってはじまった”伸ばしストレッチ”が、それがいまでは、みんな絶対やらなきゃいけないって思ってますからね。集団での思い込みってこわいです。

こちらの記事では、『なぜそうするのか?』という理由をご説明させていただきました。

藤田式体操の前提

たくさんの方が勘違いしている秘密をまとめます。

【身体はこうしてほしいと思っている】

なにをしたらいいかと言うと、縮めです。とくに体が歪んでいる方向への縮めです。

・右肩が下がっていたら、もっと右肩をさげる方向の動きをする。
・右腰が上がっていたら、もっと右腰をあげる方向の動きをする。
・右足が短くなっていたら、もっと右足を縮める方向の動きをする。

『右が下がってるから、右をあげよう、または逆に左を下げよう』という

いわゆる「正しく」矯正するような方向の動きはしない。

『右が下がってたら、右をもっと下げる』という

今ある歪みををもっと強める方向性の動きをする。ゆがみや曲がりがあなたの教科書です。

なんで?へんだな?って思いますよね?

普通、背骨が曲がっていたら、まっすぐに治そうとしますよね。右肩がさがっていたら、右肩をあげて、左をさげて、左右均等にしようとしますよね。

でも、藤田式はちがうんですね。let it be だからです。

現代の悪いクセ

治療院などで先生があなたの背骨をいわゆる「ただしい」状態にしたらどうなりますか?

現代人は、『はい、からだが曲がってますね!歪んでますね』『ボキボキして治しておきましょうね!』『わたしカリスマ治療家なので、こんなのはイチコロですよ!はいボキボキ~』『はい、治りました~』

ってやってるわけですよ。

これが、その場、その日はすごく軽くなるんだけど、次の日になると、また元通りになっちゃうの理由です。

見た目をとりつくろって、いわゆる「ただしい」状態にしようとするとのは、押し付け。押し付け矯正をすると身体だってこわれちゃう。

理由と例え

身体には、使っている生活習慣によって、曲げたい欲求、縮みたい欲求が発生します。

体は「この人の身体の使い方なら、こちら側を曲げておいたり、こちら側を縮めておくと、動きやすいな!身体がスムーズに動くな!」

というのが学習します。その結果が歪みです。

だから、「こっちのほうが道理にかなっているから、こっちを縮めるねー。」ってなってるんですね。

背骨が曲がっているのは、曲がりたい理由がある。曲がっていることによってあなたは助けられている。

骨盤がゆがんでいるのは、ゆがんでいることによってあなたの生活に適応してあなたをたすけている。

人間の身体は曲がったり歪んだりしていることによって、なにかの働きをしている。

例え

身体を子供と仮定してイメージしてください。

算数が大好き得意で、体育が苦手で嫌いなこども。

算数をたくさんどんどんやらせたほうが伸び伸びしますよね。

体育を無理に何時間もやらせたらしょんぼりになりますよね。

学校が嫌いで行きたくない子供無理に学校にひっぱって連れてったらしょんぼりになりますよね。

でも、いじょうに絵がうまい。音楽の才能がある。とかなら、学校にいかせずそれをたくさんやらせてあげたらいい気持ちになりますよね。

そんなイメージです。

さてご質問いただきましたので、ご紹介しますね!

体操の目指す動きはわかりましたが、
結局その後体はどうなっていくのでしょうか?

歪みの効用?みたいなこともわからなくはないです。
でも願わくば、ひどい歪みはましな少しだけの歪みになって欲しいです。

歪みが改善される方向に行くのでしょうか、
それとも、歪みを受け入れましょうという気持ち上のことでしょうか?

変な質問ですみませんが、よろしくお願い致します。

こちらの質問の方の言い方でお答えするなら、『気持ちのうえで受け入れたときに、歪みが改善される方向に行くんです。』

身体には、使っている生活習慣によって、曲げたい欲求、縮みたい欲求が発生します。って言いましたよね。

その曲げたい欲求、縮みたい欲求を満たしてあげるのです。体の欲求を満たすのが一番大事です。

欲求を満たしてあげないと、体が欲求不満になっちゃいます!プンプンです。

だから、曲がってる方向にもっと曲げる!これで、欲求を満たす。『なってる方向にならせる!』

縮んでる方向にもっと縮める、これで、欲求を満たす。『なってる方向にならせる!』

なろうとしているようにならせる

これが、一番だいじです。

これは、let it be の考え方ですねー。

あるがままに、なるようにならせる。

let it be の考え方は、こちらの記事をかならずチェックしてくださいね。

そうすると、不思議なんですけど、欲求が満たされた体は、いわゆるバランスが整った状態になります。いわゆる歪みが解消された状態ですね!!。

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コメント

  1. Kazue より:

    Today is the new day for the rest of my life.

    Blessed be… Amen!